牛タンとしみちゃんとカープと

教えることや学ぶことについての自分の考えを言葉にします

16回表『マルチ能力』と『数学をする』は相性がいい?

 

数学者の時間を実践していてちょっと気づいたこと。

 

ハワードガードナーさんという人が『マルチプルインテリジェンス』『マルチ能力』理論という考え方を生み出した。これは、人間には8つの能力があり、何かしらが得意だったりそうでなかったりする考え方。オランダのイエナプランの学校でも採用されている考え方。8つの能力とは
【言語能力】
【数学的・論理的能力】
【空間能力】
【身体・運動能力】
【音感能力】
【人間関係形成能力】
【自己観察・管理能力】
【自然との共生能力】
である。8つの能力の中でも【自然との共生能力】に関して、今までどうもピンと来ていなかった。野原で虫を追いかけることなのか?外で裸足で走り回っていることなのか?ぐらいの認識だった。しかし、最近気づいたことは、この【自然との共生能力】は、『数学』と相性がいいのではないのかということ。

 

フィボナッチ数列』という数列がある。「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55・・・」という数列だ。これは、数について考えることがが大好きだったフィボナッチさんが、自然界にある多くのものが、ある決まった数でできていることに気づいたことで見つけたと言われている。
つまり、自然を観察することと数学をすることは相性がいいということなのではないかということ。おそらく、自然能力だけでなく、他の能力も同様なことが言えるかもしれない。マルチ能力は数学をすることを加速させるかもしれない。