牛タンとしみちゃんとカープと

教えることや学ぶことについての自分の考えを言葉にします

28回表【読書8・9】『教育の力』『問い続ける教師』

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2学期の途中からじっくり読んでいた本。
自分が考えていたことが言語化されている感じがして、すごく読みやすかった。「そうそう、それを言いたかったの」という感じになる本だった。


【主体的になるということとは?】
多賀さんのクラスでは、クラスのルールは、子どもと話し合って、共に作っていくという。これは、自分たちで自分たちが過ごす場をよりよくする事が出来ることを体験的に学ぶことになる。主体的に自分たちの過ごす場所に関わっていいんだと思えるようになる。先生が決めたルールに従うだけではなく、自分たちでなんとかしようとするようになる。だから、子どもに主体的になってほしいと願うのであれば、子どもが自分たちで決めるとか、その決める場に参加しているということが大事だということを再認識した。というか言葉になってすっきりした感じ。
ただ、なんでもかんでも話し合えばいいってもんじゃない。集団の中にお互いを認め合う風土というか、文化が育っていないとそれらは機能にくいと思った。自分は、子どもが主体的になるためには、お互いを認め合える文化が、かなり重要だと思っている。(話し合うことで認め合えるようになるのかもしれないけど)

 

【お互いを認め合うということとは?】
これらの本では、お互いを認め合うということの大事さにも触れていた。ちなみに、道徳はお互いを認め合うことを目指すという表現があったが、これも納得。お互いを認め合うためには、まず自分を認められるようになることが必要で、それは、そもそも他人から自分の存在自体を認められていることが大事だという。心の安全基地ってやつですね。子どもの心の中に、心の安全基地があると、子どもはチャレンジしていくようになる。自分はチャレンジする子を育てたいと思っているから、このお互いを認め合うことがかなり大事なことなんだと再認識。つまり、

自分の存在を認められる→自分を自分で認められるようになる→他人も認められるようになる→いろいろチャレンジするようになる→主体的に学びに参加していくようになる。

という感じになると思った。だから、まずは一人ひとりの存在を認めることに力を注ぐことが大事だということもわかった。自分はクラスの子一人ひとりの存在を認めることができていたのか?子どもたちは自分の存在を認められていると感じることができていたのか?もっと考えていかなければいけないと感じた。