牛タンとしみちゃんとカープと

教えることや学ぶことについての自分の考えを言葉にします

26回表『振り返りについて』

久しぶりの投稿になります。

 

【振り返りについて】


教育実習生を担当して1週間が終わった時に、とても強い違和感を持った。
その違和感は何かというと、教授法や指導方法を勉強しているという学生が1週間、自分の教室での様子をしっかりと観察しているからだった。実習日誌には授業の流れや教科のことというよりも、自分と子どもとの関わりが書かれていた。(結構痛いところを突かれていたりする)
ここまで違和感を覚えるのも、普段の振り返りの質がまだまだということなんだということなのだろう。

 

そんな1週間を過ごしていると、「自分は何を大事にして子どもと接しているんだろう?」とか、「あの時自分は子どもに強く言ってしまったけど、どうして強く言ってしまったのか?」とか、「あの時のあの子の行動を、自分はよしとしていたけど、なぜよしとしたのか?」とか、自分と子どもとの関わりについて、たくさんの「はてな」が残った。

 

そこでこの本を読んでみることにした。

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「みんなのきょうしつ」という、岩瀬直樹先生と中川綾さんが書いた本。
今まで振り返りに何度もチャレンジしてきたけど、なかなかうまくいかなかった自分。しかし、今回、教育実習生を持つことで生まれた強い違和感や「はてな」に向き合うために、この本を読むことにした。
この本、ただ読むのではなくて、岩瀬直樹先生がどのように振り返りをしているのか、自分なりにパターンを見つけることにした。
すると、あることに気づいた。
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①事実。
②それに対して自分がどう思っているのか。もしくは、今見えていることはどういうことなのか
③どうしてそう思うのか。
④そこに自分はどのように関わったのか。
⑤どうしてそうしたのか。
⑥結果的にどうなったのか。
⑦書き出してから落ち着いて見ると、これらののやり取りにはどんな意味があるのか。もしくは、次、どうしていこうと思っているのか。
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岩瀬直樹先生はこんなパターンで振り返りを書いていた。(本当は違うかもしれないが、自分にはそう見えた)

 

昔、甲斐崎博史先生に教えてもらった、体験学習法における振り返りのサイクルと重なるところがあった。以下のような感じ。
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①何が見えた?何が聞こえた?(事実の確認)
②どう思うの?(事実に対する自分の考えを言葉にする)
③で、どうするの?(次にいかす)
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というもの。(自分のうろ覚えのため、違う可能性がある。)

 

「いやだ」とか「嬉しい」とか「イライラした」といった感情が動いた時って何か強いエネルギーが生まれている感じがするんだよなぁ。そういうことも含めてまた振り返りをしていこうと思う。