44回表『ワークショップの場の流れを見るか、子どもの頭の中の流れを見るか』
算数ワークショップ(みたいなもの)に、今年も取り組んでいて、気づいたことがある。
ワークショップを見る2つの視点だ。
ワークショップ全体の流れを見るか、子どもの頭の中の流れを見るかだ。
(あくまでも自分の場合だが)
ワークショップ全体の流れを見るというのは、自由度の高いワークショップの場が、安定しているか(静けさや、やることが分からず困っている子はいないか)などだ。子どもの頭の流れを見るのは、今、どんなことを考えているか、今、なにに困っているか、今、どんな発見をしているか(他にもあると思うけど、とりあえずこんな感じ。)などだ。
自分は、全体の場が安定してから、子どもの頭の中を見ていくイメージなんだけど、まだ深く見れていないかなと。
子どもの頭の中で数学的な考え方がどのように使われているのか。子どもの頭の中の数学的な考え方の変化を見るって難しいなぁと実感した1年だった。
ちなみに、自分の考える数学的な考え方はざっと以下の通り。
・決まりを見つける
・似ていることとつなげる
・知っていることとつなげる
・わかっていることから考える
・簡単にして考える
・他の方法を考える
・いつでも使えるか考える
・自分の考えを証明する
子どもの頭の中の流れを見る目に、もっともっと磨きをかける必要があるなぁ、と思った年度末。