牛タンとしみちゃんとカープと

教えることや学ぶことについての自分の考えを言葉にします

ワークショップ

箱の中の敷き詰め?箱の中のパズル?

日本テセレーション協会の荒木義明さんの紹介で、速水一樹さんというデザイナー(?)クリエイター(?)の人の作品の展示を見に行ってきた。 まったくわけわかめです。 しかし、速水さんに直接話を聞くと、いろんなことがわかってきました。 ・作品名は『bo…

レゴの数学的な可能性

放課後に教室でふとLEGOをいじる。 ジオボードで使っていた輪ゴムをかける。図1 図1 おお!なんかいい! (ジオボードとは、くいに輪ゴムをかけて形を作るものだと僕は思っています。正式には違うかもしれませんが。図2) 図2 今回ぼくがふとやってみたLEGO…

田中博史先生の授業を見て

田中博史先生の授業を見て 3月3日、朝から夕方まで3本の授業を見て、分析をした。自分は正直かなり疲れた。観察ってすごくエネルギーを使う。普段の自分の教室でも、子どもの様子を観察する時間が多い日は家に帰ってぐったりしてしまうのだが、それと似てい…

ペーパークラフトで数学

とりあえず作ってみた。 初号機。 僕の場合、まずは『やってみたい』という気持ちが勝ってしまった。「とりあえずやってみよう」「ためしに薄い紙でやってみよう」という感じでスタート。 「ほう、ここの穴はこのためにあるんだ」 「セロテープでつけるのっ…

空間を推測 二次元から三次元へ

2月23日にSLIT展に参加してきました。2月24日もトークショーがあるようです。 ここで小林敦さんという建築家の方と知り合うことができました。僕は小林さんのことを勝手に数学者だと思ってますが。 二次元から三次元に変わっていく3×3の形を見て、数学的な可…

「僕たちは作り出すことができるんだよ」

これらをかけあわせると、なにができるでしょうか。 そうです。 こんなのができちゃうんです。 敷き詰められるのは三角形とか、四角形とか、指定された図形だけじゃないんだよ。 敷き詰める形は自分で作り出すことができるんだよ。 そんなメッセージが子ども…

筑波大学附属小学校 田中博史先生の授業を参観して考えたこと

2月9日に初等教育研究会が筑波大学附属小学校で開催されていたので、参観してきた。 今回の参観の目的は『田中博史先生の子どもとの関わり方と、自分の子どもとの関わり方の比較』『田中博史先生の数学的思考の刺激の仕方』『盛山隆雄先生の総合活動における…

「ただの輪ゴム、しかし、見方を変えれば数学的な問題に変身する」

100円ショップに売っているジオボード。 クラスに何個か置いて、自由にいじれるようにしてあります。 正三角形や直角三角形を学ぶ前の子どもでも、こんなステキな作品を生み出すことができるんです。子どもってすごい。アーティストですね。 さて、ここから…

「これを見て、どんな問題が考えられますか?」

これを見て、どんな問題が考えられますか? ちょっと考えてみてください。 ①ひと筆でかける? ②隣同士の色が重ならないように塗り分けるには、最低で何色あればできる? ③四角形はいくつ隠れている? ④任意の点Aから点Bまで行く方法は何通りある? ⑤このマス…

【埼玉大学付属小学校】の算数の授業を見て考えたこと

「ワークショップのミニレッスンの質を上げるにはどうしたらいいか」「カンファランスで一人ひとりの子どもをどうみとるか」 その2点について考えるために、埼玉大学付属小学校の研究発表会に参加。 算数と国語をそれぞれ1時間ずつ見させてもらった。 算数の…

「この問題は、どこにつながっているのか?」

小学校3年生の算数の教科書に、三角形を敷き詰めようというページがある。 「うん。きれいだね。」「タイルみたい」で、今までの僕は終わっていただろう。 でも、今の僕は数学について探究する中で、エッシャーと出会ってしまった。エッシャーとは、だまし…

「思考のスピードのコントロール」

※写真のずんだは本文と全く関係ありません。 最近、思考について考えている。今日は『思考のスピードのコントロール』について考えていることを書こうと思う。 まず、『思考のスピードのコントロール』の前に、思考は可視化することができるということに触れ…

「ワークショップと表現方法」

クリスマスにオペラシティで行われたジブリのコンサートを見てこんなことを考えた。 音楽には歌を歌うことや、楽器を演奏すること、曲を作ること、そして作詞がある。 それらは自分の思いを自由に表現できる表現方法だなと改めて思った。 授業をワークショッ…

44回表『ワークショップの場の流れを見るか、子どもの頭の中の流れを見るか』

算数ワークショップ(みたいなもの)に、今年も取り組んでいて、気づいたことがある。 ワークショップを見る2つの視点だ。 ワークショップ全体の流れを見るか、子どもの頭の中の流れを見るかだ。 (あくまでも自分の場合だが) ワークショップ全体の流れを…

43回表『ワークショップが持つカンファランスの自由度』

ワークショップって、子どもの自由度も高いけど、同時に教師の自由度も高くなる。 教師はその自由度の中で、どう子どもにカンファランスしていくかがすごく大切なわけです。 (カンファランスとは、個別にやり取りをする時間。形成的評価をしていく時間とも…